英語は日本国内で習得できるのか?
こんにちは。HANNA ConsultantのKANです。
日本では間もなくゴールデンウィークがはじまりますね。東京は少し汗ばむほどの季節になったと、日本の友人から聞いています。
南半球に位置するニュージーランドでは夏が終わり、紅葉が綺麗な季節が到来しました。
また今週から学校ではホリデイがはじまり、街も若い人たちでいつも以上に賑わっています。
さて、今回の内容は『英語は日本国内で習得できるのか』についてです。
英語は日本国内で習得できるのか?
個人的な意見になりますが、正解はYESです。
最近ではオンライン英会話も充実し、ネット環境さえ整っていれば、いつでもどこでもレッスンを受けることができます。
しかしながら、語学が習得できてもすぐに現地に溶け込めるかと言えばそうではありません。
私の場合、オンライン英会話を積極的に活用しIELTSをOverall6.5まであげた後にニュージーランドへ来ました。
なのである程度やっていけるだろうという自信を持ってニュージーランドへ到着しました。
しかし現地に溶け込むのは簡単ではなかった。
自分なりに要因をまとめてみました。
① 英語の授業とリアルな会話は違う
学校やオンラインの先生は聞き(話し)上手で簡単な言葉を用いてゆっくりと話してくれます。
更に日本人の控え目で曖昧な性格にも慣れている。また、お金も発生しているので、こちらから話をしなくとも沢山質問をしてくれます。
ですが、実際の会話ではそんな多くの質問をしてくれません。
自分から話しに積極的に入っていかないと自分に興味を持ってもらえない…
私もはじめの頃は誰かが話しかけてくれるのを待っていました。
だけれども、そんな受け身の人間に興味を持ってくれる人は殆どいません。
学校のパーティーやイベントにせっかく誘ってもらっても、端っこで誰かに話しかけてもらうのを待っている日本人が1人。
正直そのようにすましている自分をクールだと思っていました。
恥ずかしい話ですが…(笑)
私は毎日日記を書いているのですが読み返してみると当時の様子が記載されています。
周りから見るとかなり不気味な存在だったと思います。
話しもしないで会場の端でコーラをちびちび飲んでいた訳ですから。
『学校が始まって10日間。なかなか友達ができない。自分は何しに来たのか…これではまずい。』今振り返るとこの時はだいぶ苦しんでいたのが分かりますね。
しかし、この焦りが原動力となったのも事実です。
この日以来、周りの人が英語が上手かろうが、ネイティブであろうが関係無く、とにかく自分から輪の中に入っていく。
ブロークンな英語でも良いからとにかく話してみる。
身の回りの体験談を皆に伝えてみることを心がけました。
初めは緊張しますが、何回か挑戦してみると案外すぐに慣れてくるもの。
そうすると面白いもので、語彙がつたなくとも、相手は私の話しに耳を傾けくれるようになります。
少しずつ話も盛り上がるようになり、連絡先も交換できるようになりました。
皆、私の英語力を見ているのではなくパーソナリティを見てくれたのだと思います。
このようにオンライン英会話とは違う、リアルな環境に身を置けている事は、とても貴重な経験です。
② 文化の違い
NZでは握手やハグから会話をスタートさせます。またアイコンタクトも非常に大切。
慣れるまでに時間がかかりました(汗)。
しかし、郷に入らば郷に従え。現地の文化に溶け込む姿勢は大切。
また、時間の捉え方も日本人とニュージーランド人では全く違います。
約束の時間に仲間が現れない。連絡もこない。遅刻してきてSorryも言わない。
はじめの頃はそういった場面でストレスを感じる場面がありました。
しかし渋滞の影響で私が数十分遅れてしまった時に、全く気にする素振りを見せず笑顔で長い時間待ってくれたのも同じニュージーランド人。
彼らの笑顔を見た時に、日本の常識を他国の人に押し付けようとしていた自分が恥ずかしくなりました。
確かに母国である日本の文化を大切にすることは重要です。
ただし、私が生活しているのはニュージーランド。
考え方も違えば、時間の捉え方が違うのも当たり前。
他国の文化を尊重する大切さもニュージーランド生活を通して学ばせて頂いています。
まとめ
上述したように、英語を習得するだけであれば日本国内でも可能です。
しかし、実際のリアルな環境に身を置いてみると語学力以外にも求められる物が多々あります。
多文化を理解し、積極的で前向きな心構えを身につけることが留学の意義だと私は思っています。
是非皆さんも留学を通して、人生の糧となるような経験をしてもらえればと思います。
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